当院の院長は形成外科の専門医の資格を持っており、高度な技量・知識・経験を兼ね備えています。主にほくろ、粉瘤、巻き爪、傷あとなどの治療をしております。気になる症状がある方はご相談ください。当院で対応が難しいケースは、連携している病院を紹介させていただきます。
形成外科とは外科の一分野で、体の傷や変形をきれいに治すことを目的とした診療科です。整形外科が関節や筋肉など体の運動に関する治療をするのに対して、形成外科では皮膚のできもの、傷あと、巻き爪など体の表面にできた症状を扱います。機能だけでなく、見た目もきれいに修復する治療であり、美容外科も形成外科の一つに含まれます。
患者様から「形成外科と美容整形は同じですか?」とよく聞かれることがあります。形成外科は、生まれつきの状態や外傷、事故などで生じた体表面の損傷やケロイドなどを、機能と外観を考慮しつつ、目立たないように修復することを目的としています。一方、美容外科や美容整形は、特に機能的な問題がなくても、体の形状を手術で改善することを目指しています。そのため、美容外科は広義では形成外科の一分野と見なされることがあります。
形成外科と整形外科は異なる診療科目です。整形外科は体表面ではなく、骨や関節、筋肉、腱などの運動器官に関連する疾患や故障を治療します。日常生活の動作(立つ、座る、歩く、屈む、走るなど)で生じる痛みや障害(例:腰痛、膝痛)、さらにはスポーツによる怪我まで、運動機能に関する治療を専門とするのが整形外科です。
原因は深爪の習慣、窮屈な靴、つま先に加わる力のアンバランスや外傷が考えられます。 深爪の習慣のある方は痛みを伴うようになると、和らげようとして再び爪を切ってしまうため悪循環から抜け出せません。 また、窮屈な靴を長時間、習慣的に履くことも、足のつま先に負担がかかり徐々に変形していきます。爪はつま先に力が加わることで平坦な状態を保つといわれています。逆につま先に力が入らなければ自然に巻いていきます。また、サッカーなどのスポーツによる外力も巻き爪・陥入爪の原因になります。
陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪の先端がまわりの皮膚にくい込み、痛みを伴う状態です。 巻き爪(まきづめ)は、呼び名の通り、爪が内側に巻いている状態です。 巻き爪があると、陥入爪を生じやすくなります。悪化すると細菌感染を合併することもあるため、早めの受診をおすすめします。 陥入爪では、爪がくい込んでいる部分を押すと痛み、赤く腫れます。 細菌感染が起こると、赤みと腫れが強くなり、肉芽腫(にくげしゅ)と呼ばれる赤いできものを生じることもあります。両者が合併することもあるので、混合されやすいです。
フェノール法とは、再発しやすい炎症を伴う陥入爪の治療法です。この方法では、まず爪が食い込んでいる部分を除去し、その後、爪母(爪を生成する部分)に組織を腐食させる作用があるフェノールを塗布します。これにより、爪が再びその部分に生えないようにし、再発を防ぐ手術です。保険適応の治療法として行われます。